★ディディエレア マダガスカリエンシス(Didierea madagascariensis)の特徴:
- 原産地:マダガスカル
- 成長した株の姿:
- ディディエレア マダガスカリエンシスは、その鋭く個性的なトゲが際立つ多肉植物です。原産地マダガスカルでは、なんと10mを超える大木へと成長する壮大な姿を見せます。幼い株のうちは単幹でシンプルですが、大きく育つにつれていくつもの枝を力強く伸ばし、そのダイナミックな樹形は、英語圏で「Octopus tree」(タコの木)と称され、日本では「金棒の木」という和名で親しまれています。特徴的な星型のトゲは、見る者を惹きつける独特の美しさを持っています。暖かい季節になると、このトゲの間から細長い鮮やかな葉をたくさん生い茂らせ、トゲと葉が織りなす神秘的な姿は、まさに自然のアート作品のようです。
- 育成の際の注意点:
- 置き場所:一年を通して、できる限り直射日光がたっぷりと当たる場所で管理してください。真夏の強い日差しも問題なく受け入れ、力強く成長します。日光が不足すると、葉の勢いがなくなり、株がひょろひょろと徒長し、病気や腐敗のリスクが高まります。硬く引き締まった美しい株に育てるためには、十分な日照を確保することが最も重要です。
- 水やり:夏の成長期には、土の表面が完全に乾いたことを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えましょう。真夏に十分な水を与えることで、株は目覚ましい成長を見せてくれます。もし、あまり大きく育てたくない場合は、水やりと肥料を控えめにし、「硬作り」でじっくりと育ててみてください。気温が下がり始めたら徐々に水やりの回数を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水して休眠させます。
- 肥料:夏の成長期には、数週間に一度、ごく薄めに希釈した液肥を与えるのが効果的です。水と肥料を適切に与えることで、株は旺盛に成長します。大きく育てたくない場合は、水やりと同様に肥料も控えめに調整してください。
- 適温:寒さには非常に弱いため、冬場は必ず暖かい場所で管理しましょう。休眠中であっても、可能な限り日光に当て、日中に鉢内と植物自体の温度を上げることで、耐寒性を高めることができます。
- 和名:金棒の木
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