★マッソニア プスツラータ(Massonia pustulata)の特徴:
- 原産地:
- 成長した株の特徴: マッソニア プスツラータは、ユリ科マッソニア属に属する魅惑的な冬型球根多肉植物です。一つの球根からは、地面にのっぺりと広がる2枚の大きな楕円形の葉のみを展開し、最大で10~13cmほどに成長します。葉は出始めは神秘的な暗紫色から暗緑色を帯びますが、成長と共に鮮やかな緑色へと変化し、種小名「pustulata」(ラテン語で「水ぶくれのような」の意)の由来となったデコボコとした突起と複雑な模様が、唯一無二の存在感を放ちます。成長期のピークには、この個性的な葉の中心部から、無数の白い花柱を放射状に伸ばした、まるで白いイソギンチャクの触手のような幻想的な花を咲かせ、そのユニークな姿で見る者を惹きつけます。
- 育成の際の注意点:
- 置き場所: 成長期である秋から春にかけては、日当たりと風通しが非常に良い場所で管理することが重要です。十分な日光と通風を確保することで、葉が徒長することなく、硬く引き締まった美しい草姿を保つことができます。ただし、真夏の強い西日や照り返しが長時間当たる場所では葉焼けを起こす可能性があるため、日照時間を調整したり、寒冷紗などで適度に遮光してあげてください。葉が枯れて休眠期に入り始めたら、強い直射日光の当たらない、涼しい場所で管理しましょう。
- 水やり: 涼しくなり、新しい葉が展開し始めたら、少しずつ水やりを開始します。成長期である秋と春は、用土が完全に乾燥する前にたっぷりと水を与えてください。ただし、過度な水やりは葉の徒長を招くことがあるため、用土の乾き具合をよく観察することが大切です。暖かくなり、葉が枯れ始めたら徐々に水やりの回数と量を減らし、完全に葉が枯れて休眠期に入った夏の間は、基本的に断水して管理します。ただし、体力のない小さな株の場合や、乾燥が非常に厳しい環境では、休眠期でも月に数度、涼しい日の夕方に少量だけ水を与えることで、球根や細根の枯死を防ぎ、株の消耗を抑えることができます。
- 肥料: 成長期の秋と春に、薄めた液肥を少量与えると、より健康な成長を促します。植え付け時に、用土にゆっくりと効く緩効性の化成肥料や、よく醗酵した有機質肥料を少量混ぜ込んでおくのも効果的です。
- 適温: マッソニア プスツラータは涼しい季節に成長する冬型種ですが、極端な低温に長時間さらされると葉が傷むことがあります。厳冬期には、霜の当たらない暖かい場所で管理することで、安全に冬越しさせることができます。また、高温多湿を嫌うため、休眠中の夏は、風通しが良く涼しい場所で管理し、蒸れを防ぐことが非常に重要です。
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