★ユーフォルビア モーリタニカ(Euphorbia mauritanica)の特徴:
- 原産地: 南アフリカ、ナミビア
- 成長した株の特徴: ユーフォルビア モーリタニカは、そのユニークな姿で庭にモダンなアクセントを加える、棘のないドーム状の多肉低木です。よく分枝しながら成長し、高さは約0.6~1.5メートル、幅は最大2.4メートルにも広がり、見事な存在感を放ちます。株の中央基部からは、まるで鉛筆のように細く、なめらかな円筒形の茎が放射状に伸びます。新しく伸びる茎は鮮やかなライムグリーン色で、小さな披針形の葉はすぐに落ちて、その痕跡だけが残るのが特徴です。茎は成長とともに灰緑色へと変化し、その滑らかな質感は触れるたびに心地よさを感じさせます。そして、晩冬から早春にかけて、枝先に直径約2~2.5cmの鮮やかな黄色の花が密集して咲き誇ります。この明るい花々は約1ヶ月間楽しむことができ、冬の終わりから春の訪れを告げる喜びをもたらしてくれます。
- 育成の際の注意点:
- 【重要:取り扱いに関する注意点】ユーフォルビア モーリタニカは、その全ての部位に毒性があります。特に、茎を切った際に出る白い乳液は、皮膚や目に触れると強い刺激を与え、一時的な失明を引き起こす可能性もあります。小さなお子様やペットの手の届かない場所で管理し、植え替えや剪定などの作業を行う際は、必ず手袋と保護メガネを着用し、十分にご注意ください。
- 日当たりと土壌: 日当たりの良い場所から明るい日陰まで幅広く適応しますが、特に日当たりの良い、水はけの良い土壌で最も元気に育ちます。
- 水やり: 乾燥には比較的強い性質を持っていますが、他の多くの多肉植物とは異なり、長期間の極端な干ばつにはあまり強くありません。特に成長期の夏の間は、土が完全に乾いたら週に一度を目安にたっぷりと水を与えてください。水を与える際は、鉢底から水が流れ出るまで深く与えますが、根腐れを防ぐため、土が常に湿った状態にならないよう、次の水やりまでしっかりと乾燥させることを心がけましょう。
- 耐寒性: 耐寒性は-1.1℃から-3.9℃程度とされています。霜が降りる地域では、冬場は屋内に取り込むか、霜よけ対策を施すことをお勧めします。
- 病害虫対策: ほとんどの病害虫に強く、比較的育てやすい植物です。また、シカやウサギによる食害にも耐性があります。
- 別称:
- イエローミルクブッシュ (yellow milk bush)
- ゴールデンスパージ (golden spurge)
- ペンシルミルクブッシュ (Pencil Milkbush)
- ジャッカルズフード (Jackal's Food)
- メルクボス (Melkbos)
- ヘールメルクボス (Geel Melkbos)

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